ID　：　 2730

公開日　：　 2007年 　2月11日

タイトル

［伝統生かし 現代和風建築に 古民家再生ネット

新聞名

京都新聞 元URL.

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007021100087&genre=K1&area=S00

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滋賀県内外の建築家や研究者らでつくる「湖北古民家再生ネットワーク」は１１日、再生した長浜市東主計町の民家で見学会を開いた。伝統を生かした現代和風の造りを参考にしようと、県内の夫婦や学生ら 約２５０人が訪れた。 　再生したのは築１５０年以上の大学職員伏木宏和さん(64)宅。よし葺の屋根の維持管理に苦労し建て替えを考えていたという。「余呉型」と呼ばれる湖北特有の建築様式で、大雪に耐えられるよう松の木の曲がった梁は 一辺約４０センチと太く、部屋の中心に長さ約６メートルも伸びているのが特徴だ。１年かけて屋根を鋼板に変え、システムキッチンに変えるなどした。 　この日は再生を手がけた一級建築士の島田廣巳さん(54)が工事の過程など解説し、「きちんと改修すれば生き返る。自分の家の伝統的な価値を知ってほしい」と訴えた。参加者たちは黒く重厚な梁や古くなった柱の一 部の埋め木に触ったり掘りごたつに入るなど、懐かしさを感じながら熱心に見ていた。

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