ID :
2724
公開日 :
2007年
2月11日
タイトル
[桜とモミジ2万本 ニトリが植樹計画を発表 市民中心に5年で
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新聞名
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070211&j=0072&k=200702105122
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写真:
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家具・インテリアチェーン大手のニトリ(札幌)の似鳥昭雄社長は十日、札幌市内で記者会見し、財政再建団体となる夕張市で、五億円かけて計二万本の桜とモミジを植樹する計画を発表した。
夕張市支援のため、日本有数の桜、モミジの名所をつくって大勢の観光客を呼び、地域の再生を図ろうと企画。「しあわせの桜ともみじ」夕張プロジェクトと名付けた。
各一万本の桜とモミジを、道と夕張市の協力を得ながら、二○一一年まで五カ年かけて植える計画。夕張市民を中心に近く設立されるNPO法人が活動主体となり、ニトリはこのNPO法人に年間一億円ずつ寄付する。場
所は夕張市の市有地五十五ヘクタールを活用し、桜は「石炭の歴史村」周辺、モミジは紅葉山地区に重点的に植樹する。
今年は桜三千本とモミジ一千本を植える予定。桜は来年から花が咲くよう、苗木だけでなく成木も交ぜる。早ければ三月末から作業を始める。
似鳥社長は「人の集まる何かをすれば、地域は元気になり雇用も生まれる」と期待を込めた。また「道内に五十万、百万本の木を植えたい」とも述べ、今後は他市町村でも積極的に植樹を行う考えを示した。同席した後
藤健二市長は「新しい桜の名所ができると市民の励みになる」と感謝の言葉を述べた。