ID :
2675
公開日 :
2007年
2月 6日
タイトル
[輸入材から県内山林守ろう 「越前の杉」グループ、あす設立
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新聞名
http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20070206/lcl_____fki_____006.shtml
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元urltop:
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写真:
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安価な輸入木材などから県内の山林を守ろうと、材木店など県内の事業所が発起人となって7日、「『県産材』越前の杉生産グループ」を設立する。同グループは、県産材を「越前の杉」としてブランド化した
上で、県内での利用促進を図って他県材や輸入材の攻勢を防ぎたいとしている
県によると、県内の木造住宅で使用されている木材の割合は、県産材が32%、他県産材が24%、外材が44%と、木造一棟当たりの平均使用割合は外材が最も高い。県産材は健闘しているものの、有効に活用されて
いるとは言えないのが現状だ
吉田六太夫木材(越前市)など県内の9事業所が立ち上がり、県産材の活用促進に向けてグループを結成する。顧客のニーズに合わせた木取りや製材工場に直接受注するシステム構築のほか、県産材に「越前の杉」を
証明するシールを張るなどして、地産地消活動を展開していく
吉田政治代表(63)は「県内で生産した木材は県内で使うのが一番。県産材は強度が高くて、構造材や下地材に使うにも適している」と県産材の魅力を語る。7日午前10時から、越前市の武生商工会議所で設立総会を
開き、「越前の杉」を初出荷する。