ID :
1975
公開日 :
2006年
11月 2日
タイトル
[灯油高、暖房費節約に工夫
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新聞名
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061103110659.asp
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元urltop:
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写真:
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昨年に続く灯油の高値が続く県内。石油情報センターの調査によると、原油価格の高騰などで、今冬の灯油価格は昨年同期から約十円高く、これから冬本番を迎える市民からは「これで大雪だったら、融雪装置の灯油代
が怖い」「ストーブとこたつを併用しなければ」といった声が上がっている。庶民の懐を直撃する灯油価格高を受け、量販店では、電気ストーブや薪ストーブの人気も出始めている
都道府県別小売価格の調査状況(十月三十日現在)によると、本県は灯油(十八リットル)の店頭価格が千四百三十一円(一リットル当たり七九・五円)と全国で六番目の安さ。配達価格は千四百六十八円(同八一・六円)
で全国で最も安い水準だ
しかし、依然として高値傾向に変わりはなく、昨年同期に比べると、店頭、配達価格とも、今年は十-十一円高い。今後の価格についても、県石油商業協同組合は「原油価格が下がる要因は見られない」と話している
昨年に続く灯油価格高騰は、市民の懐を直撃しそう。青森市の男性会社員(50)は「灯油を節約するため、ストーブの設定温度を下げ、こたつを併用している。寒くなってから値上げしないでほしいね」と話し、また無職女
性(60)は「前みたいに四十-五十円台にならないものか」と不満を話し「融雪機でも灯油を使うので、雪が多いと大変。何とかしてほしい」と訴えている
一方、電器店や量販店の売り場では、灯油価格高を受けて、灯油を使用しない暖房器具に注目が集まっている。サンデー(本部八戸市)は今年、薪ストーブのタイプを増やし、鋳物も去年の二品から四品へと品ぞろえを
充実させた。湯たんぽやあんか、カイロなども充実させており、「電気を使わないでこたつを暖める温風ダクトも最近売れている」と言う
サンワドー(本社青森市)も「薪ストーブは、鋳物で値段が高めのアンティーク調ストーブを増やしている。灯油高もあって、ログハウス風の家や店などで使っているようだ」と話す。ハロゲン型の電気ストーブも売れて
いるという
※写真=昨年に続く灯油高を受けて、量販店では電気ストーブの品ぞろえに力を入れている(青森市のホームセンター)