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ID :  1955
公開日 :  2006年  10月31日
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新聞名
日刊県民福井
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元URL.
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20061031/lcl_____fki_____006.shtml
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写真:
 
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 日本の伝統と先端技術を融合させて開発された商品を「新日本様式100選」として国内外にアピールする活動がスタートし、第一回審査会で選定された家電製品や乗用車など五十三点が三十日、東京都内 で発表された。県内からは、坂井市丸岡町のアサノ不燃木材(浅野成昭社長)が開発した日本初の不燃木材「セルフネン不燃木材」が選定された  選ばれたのは、サントリーのペットボトル入り緑茶「伊右衛門」、立川ブラインド工業の「ロールスクリーン 竹スダレシリーズ」など。「日本の伝統技術を現代の生活に生かしているか」「新しい日本の生活様式として定着 する可能性を秘めているか」などの基準で審査された  アサノ不燃木材の「セルフネン不燃木材」は、ホウ酸などを成分にした不燃液を天然木材に高圧で浸透させる処理を施している。炎を当てても炭化するだけで燃え上がらず、有害ガスや煙がほとんど出ないなどの効 果もある。七五〇度で加熱し、二十分間で燃焼しなければ「不燃」とされる建築基準法の防火材料判定基準をクリアし、二〇〇一年に木材では初めて「不燃材料」として国土交通相の認定を受けた。「セルロース(植物繊 維)」の「セル」と、「不燃化技術」の「フネン」から名付けた  「新日本様式」協議会の評議会座長福川伸次氏は「来年三月にはパリで展示会も開く予定。日本の心が現れた商品をこれからも海外に示していきたい」と話している。