ID :
1443
公開日 :
2006年 8月 5日
タイトル
[6月景気動向先行指数50.0%、11月にいざなぎ越えの見方
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200608070034.html
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元urltop:
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写真:
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内閣府が発表した6月の景気動向指数速報では、先行指数が50.0%となった。4月、5月と2カ月連続で景気の拡大・後退の分かれ目となる50%を上回った後、50.0%になったが、エコノミストからは景気
拡大局面が、11月にいざなぎ景気を越えるとの見方が出ている。
一致指数は88.9%で、3カ月連続の50%を上回った。遅行指数は75.0%で、9カ月連続で50%を上回った。
6月の先行指数は、判明している10系列のうち、日経商品指数(42種総合)、最終需要財在庫率指数、鉱工業生産財在庫率指数、新規求人数(学卒を除く)、新設住宅着工床面積の5系列がプラスだった。
7月については、先行指数の4系列が判明しているが、日経商品指数(42種総合)がプラスの他は、長短金利差、東証株価指数、中小企業売上げ見通しDIの3系列がマイナスとなっている。
一致指数は、判明している9系列のうち、生産指数(鉱工業)、鉱工業生産財出荷指数、大口電力使用量等の8系列がプラスとなった。
同指標の発表を受けて、エコノミストからは「先行指数は3ヵ月ぶりに50%を超えなかった。消費者マインドが天候不順やサッカー・ワールドカップ日本代表グループリーグ敗退ショックなどで一時的に落ち込んだことな
どが響いた。ただし、在庫率関連、雇用関連等のデータはしっかりしていた。50%を割っていないので、半年間程度の先行性を考慮すると少なくとも年内いっぱい今回の景気拡張局面が継続することを示唆する内容と
言えよう。戦後最長のいざなぎ景気を11月に超えることになる。次の目標は、戦前最長の日清戦争好況時の64カ月(非公式記録)だ」(三井住友アセットマネジメント・チーフエコノミストの宅森昭吉氏)との声が出ている
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