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ID :  1435
公開日 :  2006年 8月 4日
タイトル
[5カ月連続で「着実に回復」 北陸3県の景気
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060805/ftu_____thk_____005.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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日本銀行金沢支店の佐藤毅一朗支店長は4日の定例会見で、北陸3県(石川、富山、福井)の景気判断を5カ月連続で「着実に回復している」とした。4-6月の新設住宅着工戸数が前年同期比20・0%増と高 い伸びを示したのが特徴。佐藤支店長は「景気環境が良くなっている表れ」と指摘した。
 1-3月の着工戸数では3・6%増で、住宅投資が勢いを増している。4-6月の利用別では持ち家が6・0%増、貸家が19・2%増、分譲が80・6%増で、「家計の所得が増えて『家を買おう』となっている」(佐藤支店長) という。住宅ローンの金利上昇の駆け込み需要との見方については、住宅メーカーの売り込みなど影響は限定的で、景気回復が先にあると強調した。
 生産面は「引き続き増加傾向」。ただ、電気機械は、主力の電子部品はフル生産ながら「一部で受注に一服感がある」と指摘。ヒアリングで企業側は「小さな在庫調整はあるが、需要鈍化はない」とみているといい、佐藤 支店長は「すぐに大きな問題なる印象はない」とした。アルミ金属は住宅着工の堅調を背景に「住宅向けは下げ止まりつつある」と上向きに変えた。
 個人消費は、天候不順の影響を受けながらも「全体では持ち直し傾向」と据え置き。金融面では、北陸3県にある銀行の貸出金(6月)が5月と同様、前年同月比2・5%増と高い伸びを維持。地元地銀、第2地銀の企業向 けは1・2%減だが、マイナス幅は前月より縮小している。
 先行きについては、原油や素材価格上昇の影響などを見極める必要があるものの、「景気回復の流れが企業部門から家計部門へ波及する動きが続くため、引き続き回復傾向をたどる」と見通した。