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ID :  1418
公開日 :  2006年 8月 1日
タイトル
[グリーン建築、新時代到来~商品や製造過程も環境に優しく
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新聞名
USFL.COM
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元URL.
http://www.usfl.com/Daily/News/06/08/0801_019.asp?id=49786
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元urltop:
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写真:
 
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環境意識が高まる中、建築業界でも省エネや自然素材を使った環境に優しい「グリーン建築」が浸透している。
■業界の3分の2がグリーン住宅  USAトゥデイによると、グリーン建築とは、害のない塗料や持続的な生産が可能な合板製の収納棚、節水機能が付いたシャワーやトイレ、ブラジル製チェリー材など大農園で生産された天然床材、省エネ冷暖房装置、リ サイクルまたは地元で供給された建材、日よけを兼ねた太陽光パネルなどを使用したり、トイレや庭園用の雨水・排水を再利用したりする建築を指す。
 これまでグリーン建築は、大都市に散在するだけだったが、最近では建物だけでなく、自動車台数の削減から野生動物の住む野原などを含め地域社会全体に広げる動きが強まっている。一戸建て住宅の多い郊外でも 、消費者のグリーン建築への興味は高まっており、2007年には建築業者の3分の2がグリーン住宅を建てると見られている。
■業界生き残りに必要  建築業者がグリーン建築に注目する理由は、環境のためだけでなく、競合に勝ち抜くためだ。グリーン建築は、00年に国内非住宅建設の1%にも満たなかったが、今年中に6%以上を占めるようになると見られている。
 連邦政府や15州、46都市は、新しい公共ビルに対して、グリーン建築審議会(GBC)が推進する建造物の環境配慮基準(LEED)を満たすよう義務付けている。4州と17都市では、LEEDの基準を満たした民間の建物に 優遇措置も提供している。02年以降、約550件のビルがLEEDに認定されており、専門家は「グリーン技術はもはや高価なオフィス・タワーにとどまらず、一般大衆にとっても意味を持つ時代になった」と話した。
 グリーン建築の効果を最初に見いだしたのは企業。カビ、よどんだ空気、建築資材に含まれる化学物質が原因でぜんそくやアレルギーになった社員の欠勤や時間の損失が減った。
 1980年代までは環境に優しいビルを建てれば良い企業のイメージを確保できたが、最近では、販売商品や製造過程、工場、事務所ビルなど全てがグリーンでなければグリーン企業とは呼べない状況になった。++/div ++