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ID :  984
公開日 :  2006年 5月14日
タイトル
[盤洲干潟を大掃除 手作りログハウ
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20060515/lcl_____cba_____000.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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木更津市の小櫃(おびつ)川河口に広がる盤洲(ばんず)干潟の保全に取り組む「盤洲干潟をまもる会」が十四日、「クリーン作戦」と銘打ち同干潟の清掃活動を行った。現地では地元漁師らでつくる特定非営利 活動法人(NPO法人)「盤州里海の会」のビジターハウスも完成。各団体がさまざまな手法で干潟の保全や活用を図っている。 (岡村淳司)  クリーン作戦は二十回目で、日本湿地ネットワークのキャンペーン「干潟を守る日2006」の協賛イベントとして実施。まもる会や日本野鳥の会千葉支部、木更津ロータリークラブなどから約四十人が参加した。
 参加者は広い干潟に漂着したペットボトルや空き缶などを手分けして回収。作業後はアサリ汁に舌鼓を打った。まもる会の藤平量郎会長は「市民に干潟の素晴らしさを知ってもらい、県の自然環境保全地域指定を目指 したい」と話している。
 一方の、ビジターハウスは干潟の利用調査のため、一年間の仮設という前提で干潟入り口に設置された。床面積約二十平方メートルの手作りログハウスで、里海の会が国の補助を受け、四月に完成させた。
 同施設には水を使わない「バイオトイレ」を設置。生物観察カードや各種資料を並べ、学術調査や自然観察の拠点として開放する。里海の会の金萬智男代表は「子どもたちの教育に活用したい。われわれ漁業者も生態 系の一部。干潟を地域活性化に生かしたい」と話している。
 盤洲干潟は国内最大級の砂地干潟で面積約千四百ヘクタール。豊かな自然が残り、多種多様な動植物が生息する貴重な場所として注目されている。