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ID :  844
公開日 :  2006年 4月21日
タイトル
[文化財と建築テーマに 左京で日仏共同シンポ
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006042100263&genre=C4&area=K1D
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元urltop:
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写真:
 
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建築や都市空間に継承され、新たに創造されてきた文化について考える日仏共同シンポジウム「伝える人建てる人-文化財と建築」(関西日仏学館、京都工芸繊維大など主催)が21日から、京都市左京区の 関西日仏学館で始まった。  初日は建築史家の鈴木博之・東京大教授らが講演した。鈴木教授は、江戸城など将軍家の建物を天皇家の宮殿などに転用しつつ、ヨーロッパの文化を取り入れた建物も建てられたことを説明、「伝統の継承と創造がら せん状に行われ、現在進行形で動いている。京都迎賓館は新しい伝統といっていい」と話した。  一方、フランス国立美術史研究所前所長でパリ大教授のアラン・シュナップ氏は、エジプトや中国などの古代文明で記された碑文の役割や後世の収集家の動機について語り、「碑文や収集は永遠を望む要求であり、自ら の行く末を考える思索が行われてきた」と東洋と西洋の共通点を指摘した。  シンポジウムは23日まで。陣内秀信・法政大教授の講演「東京近郊における場所の歴史的・文化的アイデンティティーの再発見その継承」(23日午前)などがある。