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木造建築のネツト記事
ID :  1020
公開日 :  2006年 5月18日
タイトル
[タイの香木ビジネスの話。
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新聞名
newsclip.be
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元URL.
http://www.newsclip.be/blog/thai/2006/05/post_23.html
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元urltop:
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写真:
 
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僕をアメリカへ留学させてくれたのも、今までご飯を食べてこられたのも、今着ている服もみんな、父の育てた木のおかげ」 高層コンドミニアムのてっぺんのペントハウス。バンコクの夜景を見下ろしながら、香木ビジネスについて熱弁をふるう、友人の上司の若いタイ人。タイではいわゆる「ハイソ~」な層の人。流暢な英語、照れ笑いじゃな い笑顔。たくさんバーやクラブを持っていて、高そうな車で走り回る。
もともと東南アジア全域で取れたその香木(沈香もしくは伽羅)は、自然に生長したものを伐採するのが主だったが、もうこのあたりの国ではほとんど採りつくした。
だから、広い土地に木を植えて、育てるようになった。栽培ものは、ほとんどのものがAかAAのランクだが、自分の父親のやっているものはAAA+だ。1キロあたり6万バーツ以上になる。
1ライの土地に368本の木を植えられる。苗木は1本30B。植えてから伐採まで6年かかる。本当はもっとかかるのだけれど、自分たちのやり方だと、4年目に木の幹にドリルで穴を開けて、何がしかの物質を注入すると、 残り2年の間に立派な香木になる。6年たったら伐採して、同じ土地にまた苗木を植えられる。1本の木から、その幹の重要な部分(沈香・伽羅)は400グラムしか取れない。1ライの土地で、400グラム×368本。
なんて話している間にも、カオヤイに広い土地があるから買わないか、という電話が入ったりする。
木が一本一本政府に登録されていて(ワシントン条約に触れるらしい)、それぞれにAとかAA+とかランク付けされているそう。一度AAA+のランクをもらえば、高く売れる、のだそうだ。
それだけ高い香木、いったい何に使うのかというと、数珠やなんかにもなるが、メインはお香。昔の日本のように、香炉を入れた籠の上に服を載せて、匂いを焚きこめる。平安時代の日本と同じコトを、タイやアジアのハ イソ~層が今もやっているのだそうだ。
世の中にはいろんなビジネスがあるもんです。
JETRO(日本貿易振興機構)のウェブサイトにも香木オイル案件がありました。抽出されたオイルになると、1キロあたり約97万円だそうです・・・