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ID :  939
公開日 :  2006年 5月 6日
タイトル
[ビオトープ手づくり奮闘中/指宿のNPO
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/2000picup/2006/05/picup_20060508_8.htm
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元urltop:
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写真:
 
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指宿市のNPO法人「縄文の森をつくろう会」(永田和人代表)のメンバーが、市内の杉林を切り開き、ビオトープを造ろうと奮闘中だ。「子どもたちが自然とふれ合う場所を提供したい」と、メンバーは毎週日曜に 集い汗を流す。2年後の完成が目標という。
 場所は、同市東方の揖宿(いぶすき)神社の南側。現在は杉林となっている約4500平方メートルを切り開き、シイ、ブナ、クヌギなどを植える。3メートルの高低差を利用、南側に池を造り、150メートルにわたって小川 を引くという。ここにゲンジボタル、トンボ、チョウ、カブトムシといった生き物を放ち、多様な生き物が生息する空間を造るという夢あふれる計画。
 メンバーに共通するのは「人工的な公園では味気ない。市内の身近な場所に、野性味あふれる場所があれば、子どもたちは喜ぶ」との思いだ。伐採したスギも、体験学習施設となるログハウスの材料とする予定で、無 駄がない。
 作業は今年2月から本格化。それぞれ仕事を持つため、集まれるのは日曜くらい。このため、今のペースだと完成は2年後だ。それでもメンバーの一人、大牟礼1丁目の今村俊一さん(57)は「大人の遊びです。私たち自 身が楽しんでいるから」と笑う。造園業者、建築士、農家など、それぞれが得意分野を生かし、手探りで作業を進める。
 同会は、子ども会などに賛同を求めるとともに、造成作業のボランティアも募っている。連絡先は同会の今村さん=0993(22)4255。