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ID :  758
公開日 :  2006年 4月11日
タイトル
[日本行き、違法伐採木材を使った合板積載の船を発見
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新聞名
グリーンピースジャパン
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元URL.
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20060411_html
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元urltop:
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写真:
 
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4月11日、インドネシア最東端のパプア、ソロン港で、違法伐採された木材から生産された合板が、日本などへ向かう運搬船に積載されていることが国際環境保護団体グリーンピースにより明らかになった。
グリーンピースのキャンペーン船「虹の戦士号」が、インドネシアの伐採企業「カユ・ラピス・インドネシア」社製の合板を積載中の運搬船アルディアント(Ardhianto)号をパプアのソロン港で発見。合板はインドネシアの原 生林から違法に伐採された木材から作られたものなので、積み出しを止め、インドネシアの原生林を守るよう訴えた。同社は伐採権の許可されていない地域で伐採された原木を加工し、合板として日本などへ輸出して いることがグリーンピースの現地調査によって明らかになっている。 インドネシアで行われている伐採のうち76%は違法伐採であると言われている。グリーンピースは、インドネシア、パプア地域の違法伐採の実態調査を行い、「カユ・ラピス・インドネシア」社の子会社、ヘンリンソン・イリ アナ(Henrinson Iriana)社の工場で過去数年、伐採権のない山林から調達された可能性の高い原木が供給されていることを突き止めた。アルディアノ号は「カユ・ラピス・インドネシア」社の子会社ヘンリンソン・イリアナ社の工場で生産さ れた約6000立方メートルの合板を積載している。日本の輸入先はサン建材株式会社(双日グループ)とトーヨーマテリア株式会社の2社。グリーンピースは、これら日本の輸入先を含めた実態調査を「 森林破壊の犯罪 クライムファイルII 」として発表した。 「森林破壊の犯罪 クライムファイルII」によれば、木材産出元の合法性が疑わしく産地特定ができないような木材供給業社からは、2002年には53%、2003年には74%、2004年には70%の木材が供給されている。グリーンピースはこの工場 に入る原木の伐採の合法性を示す証拠と、原生林地域からのものでないことを証明するため個々の原木がどこで伐採されたかを示す資料を要求している。「カユ・ラピス・インドネシア」社からの回答は未だ得られてい ない。また、日本では、商社である双日株式会社(旧日商岩井とニチメンの合併会社)を通じてサン建材株式会社トーヨーマテリア株式会社が「カユ・ラピス・インドネシア」社からの主要な購入先となり、フローリング材等 の形で国内販売していることを「森林破壊の犯罪 クライムファイルII」は明らかにしている。「カユ・ラピス・インドネシア」社が生産する合板の主な輸出先は日本と米国で、同社の製品には富士山を施したロゴが使用され、日本市場との深い関係を示している。++/div+ +