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木造建築のネツト記事
ID :  481
公開日 :  2006年 3月 8日
タイトル
[豊中に県産材マンション 土佐産商が建設計画
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新聞名
高知新聞
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元URL.
http://www.kochinews.co.jp/0603/060308headline02.htm
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元urltop:
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写真:
 
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土佐郡土佐町の第三セクター「土佐産商」(中町和正社長)が、民間企業と共同で大阪府豊中市にシックハウス対応型マンション(地上8階、地下2階建て、70戸)の建設計画を進めている。内装に嶺北材など をふんだんに使って県産材をアピールする狙いで、18年度から販売、20年3月末の完成を目指す。
 民間企業はマンション建設・販売などを手掛ける「三洋ホームズ」(田中康典社長、本社・大阪市)。
 土佐産商は12年、豊中市にある大阪府の所有地約1800平方メートルを約3億6000万円で購入。同11月に産直サテライトセンター「とさ千里」をオープンさせ、木造住宅を販売している。
 今回、大阪府企業局から隣接する府有地の購入の打診を受け、産商側は共同企業体として三洋ホームズを選んだ。
 計画では、産商が府有地約2200平方メートルを購入し、共同企業体が買い取り。センターがある土地は土佐町が産商から買い取っているが、それも企業体が購入。敷地を計約4000平方メートルに増やす。
 その上で、シックハウス対応型マンションを建て、一室は産商のモデルルームとする。マンションにはセンターを付属させ、従来の延べ約440平方メートルから最大500平方メートルまで広げる。
 三洋ホームズはマンションとセンターの設計と建設、分譲販売を担当。産商側は独自の木材燻煙(くんえん)乾燥技術で内装工事を行う。同技術は木材をいぶすことで防虫効果があるという。シックハウス対応型のノウ ハウや実績は今後、リフォームなどの営業活動に生かす。
 また、嶺北材を中心に県産材の活用を検討。説明会も開き、県内業者の参加を呼び掛ける。共同企業体は現在、豊中市に建築確認を申請中。
 三洋ホームズのマンション事業本部は「安全な住環境のためにできる限り純国産材を使い内装を仕上げるのは、他社に先駆けた試み。成功すればシリーズ化できる」と期待。土佐産商の中町社長も「内装全体がシック ハウス対応型のマンションは珍しく、安全・安心を求める消費者ニーズに合えば、今後の新しい展開につながる」と意気込んでいる。