ID :
413
公開日 :
2006年 2月28日
タイトル
[飛騨の匠の"隠し技"紹介 古川町観光協会がガイドブック
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060228/lcl_____gif_____007.shtml
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元urltop:
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写真:
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飛騨市古川町の古い町並みに使われている、飛騨の匠(たくみ)の“隠し技”を紹介したガイドブック「飛騨古川タウントレイル2 木組・街並みの隠れた宝物」を、古川町観光協会が発行した。漫画と文章で、く
ぎを使わずに木材を組み合わせたり継ぎ足す「木組(きぐみ)」の技術を分かりやすく紹介している。
同協会では一九九三年に、町並みの成り立ちを紹介する「飛騨古川タウントレイル 町並み・まちあるき」を発行しており、続編として企画した。飛騨の匠文化館の副館長や有識者が実行委員会を設け、二年八カ月にわ
たって現地調査や委員会を開催。執筆・編集は武蔵野美大建築学科の源愛日児(みなもと・あいひこ)さん、イラストは漫画家の槌屋(つちや)保秀さんに依頼した。
少年と少女のキャラクターが案内人となり、木材を長く継ぎ足す「継手(つぎて)」や、交差して組み合わせる「仕口(しくち)」の技を、図を添えて分かりやすく説明。二十五種類の木組み技術のほか、実際に技術が使われ
ている建物十八軒、移築した建物五軒を紹介している。
同観光協会では「古川の町並みには、目につかない所に匠の技が今も生きている。町並みを支える大工さんの隠れた技術を知ってほしい」と呼び掛けている