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木造建築のネツト記事
ID :  395
公開日 :  2006年 2月25日
タイトル
[建築の材料費や利益率公開 名古屋の工務店が「マニフェスト住宅」
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20060227/lcl_____ach_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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住宅建築の際に“公約”を掲げ、透明性の高い家づくりをうたう「マニフェスト住宅」が、名古屋市中村区香取町に完成した。公約は、材料費や工賃、施工会社の利益率の完全公開など。欠陥住宅や悪質リフォ ーム被害が問題化し、とかく「見えづらさ」が指摘される業界に一石を投じようという中小工務店の試みだ。   マニフェストで約束するのは、原価と利益の公開▽利益率を示した基準価格表の順守▽予算内で完成した場合の差額返金▽契約予算を超過した場合の会社負担▽仕様や設備の施主の選択-など。従来の見積もりは 、材料費や工賃などの原価に利益を少しずつ上乗せし、最終的な価格を設定するケースがほとんどだが、この方式の価格算定は原価と利益を区分して明示。大手メーカーで一般的に30%前後といわれる利益率を20 %前後に抑える。
 もともと、東京都北区の工務店「大勝建設」が、「住宅業界の不透明な側面をなくし、施主との信頼関係を深めよう」と提唱。二〇〇四年にNPO法人「日本マニフェスト住宅協会」を設立し、普及に努めている。同会によ ると、現在は北海道から沖縄県までの工務店十六社が参加、これまで計百棟近くの住宅を施工した。
 同市中村区の住宅を手掛けたのは、北区清水の工務店「葵建設」。同社の岩塚多嘉子専務(63)が昨夏、都内で開かれたセミナーに参加して考え方に共感。東海地方では初の会員となり、第一号として中村区の製造業 男性(38)方の鉄骨三階建て住宅の新築を請け負った。
 岩塚専務は「施主と信頼関係を築く上で、マニフェスト住宅の分かりやすい見積もりはより安心を提供できる」。施主の製造業男性も「安心感が得られるほか、原価が分かるので部材や室内設備を決める際にも選択肢が 広がり、家づくりに意見を反映してもらいやすい」と満足そうに話している。