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ID : 3884
公開日 : 2007年 5月24日
タイトル
症状緩和へ第1歩 花粉の少ないスギ植樹
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2553
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元urltop:
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写真:
 
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スギ花粉による花粉症対策の一環として、大船渡市の三陸中部森林管理署(福本嗣久署長)は二十三日、同市末崎町の末崎山国有林内で花粉の少ないスギ「上閉伊14号」の植樹体験を行った。同署管内の市民や林業関係者ら約五十人が参加し、一人ひとり丁寧にスギ苗を植栽。花粉症の症状緩和や、気仙スギの普及拡大に期待を込めていた。
花粉症は、花粉によるアレルギー症状。なかでも春先のスギ花粉症は患者数が総人口の10%を超え、社会的な問題となっている。 国では、この問題対策に関係省庁を連携させて対応。このうち林野庁では、無花粉スギの開発や普及、雄花の量に着目した抜き切りや間伐促進などに取り組んでいる。 同署でも昨年、県内に先駆けて陸前高田市横田町内で「上閉伊14号」百五十本を試験的に植栽。この品種は雄花着花率10%程度、花粉の発生量は従来品種の25%程度と、寒風害に強く、木材としての性能も高いという。 今年、同署ではこの品種を七千本調達し、スギの生育環境に適した国道45号線通岡峠沿いの「末崎山国有林59林班は3小班」(三・〇二ヘクタール)に植林を計画。二・三三ヘクタールを対象に三月末から六千五百本を植林しており、残る五百本を今回の植樹体験で植えることになった。 体験には、気仙各市町や釜石市といった同署管内の地域住民や林業関係者ら約五十人が参加。福本署長は「花粉症対策として、今後も苗木供給が整う限り花粉の少ないスギの植樹に取り組んでいきたい。四、五十年後には気仙スギとして市場に出回るよう期待したい」とあいさつした。 来賓の佐々木英一陸前高田市森林組合長も、「国の機関が先頭を切って花粉症対策に取り組むのは大変有効。気仙スギのブランドとともに大きく広がっていってほしい」と述べた。 植樹説明に続いて、参加者らは苗とクワを手に植林作業を実施。時折強い日差しが照りつける真夏のような暑さの中、参加者らは額に汗をにじませながら約五十?の高さに生長したスギ苗を植樹ポイントに植えていった。 参加者の佐藤スミ子さん(63)=日頃市町=は、「農家を営んでいて森づくりの必要性を感じ、役に立ちたいと参加を決めました。孫の代まで生長してくれるよう、見守っていきたいですね」と話していた。 植樹後は、福本署長、佐々木組合長、参加者代表ら六人で記念標柱も建立。参加者の中にはスギ花粉症患者も多く、症状緩和を願いながら植樹に取り組む姿も見られた。
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