ID : 2910
公開日 : 2007年 3月 1日
タイトル
陸前高田森林組合で総代会 累積赤字すべて解消 .
新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2319
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元urltop:
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写真:
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陸前高田市森林組合(佐々木英一組合長、組合員千六百九十四人)の第四十一回総代会は、二十七日午後一時半から市ふれあいセンターで開かれた。経営改善五カ年計画の最終年となった十八年度は繰越欠損金をすべて解消。六年ぶりに繰越剰余金を計上した。 総代会には二百三人中、本人、委任など含めて百六十九人が出席。佐々木組合長は「十四年度から取り組んできた経営改善五カ年計画も、当初計画どおり十八年度で累積欠損金を解消することができたのは組合員と役職員一丸となった努力のたまもの。さらなる経営革新を図りながら基盤を強化したい」とあいさつ。 議事に入り、十八年度事業成績、剰余金処分、十九年度事業計画など十議案を審議し、いずれも原案どおり承認、可決した。 前期繰越欠損金三百八十八万百七十三円に対し、今年度は四百五十四万八千六百三十八円の黒字を計上。当期未処分剰余金六十六万八千四百六十五円から法定準備金(三十万円)を差し引いた三十六万八千四百六十五円を次期に繰り越した。 同組合では、十四年度を初年度とする経営改善五カ年計画を立て、初年度で約四千三百二十万円あった繰越欠損金を十八年度までに解消する目標を設定。在庫木材の早期処分や直営労務班の期末手当大幅カット、役員報酬削減など経営改善に取り組んできた。 十九年度は、昨年四月に策定した「環境と暮らしを支える森林・林業・山村再生運動」実行計画書に基づき、緊急間伐推進団地の設定や長期施業受託を推進。造林から林産まで一貫体制を確立し、組合員の森林管理・施業を将来にわたって担い得る森林組合としての安定的な経営体制を目指す。 任期満了に伴う新役員(任期三年)も決まり、二日の理事会で新組合長が互選される。総代会に先立ち、十八年度県民有林良質材コンクール入賞者への表彰状伝達も行われた。新役員と受賞者次の通り。 【役員】 ▽理事=尾形幸平(矢作町、新)長沼正宏(気仙町、新)船田昭一(横田町)菅原耕之(米崎町、新)佐々木英一(矢作町)小野寺孝(同)遠野賢茲(気仙町、新)荻原保夫(横田町) ▽監事=千葉貞志(矢作町)菅野速男(横田町、新)伊藤徳一(気仙町、新) 【入賞者】 ▽優良賞=菅野進(スギ羽柄用材、横田町)村上孝徳(同、矢作町)▽努力賞=伊藤理之(同、気仙町)村上幸明(スギ柱用材へ横田町)
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