ID : 15582
公開日 : 2010年 4月 2日
タイトル
中津村森林組合 ログ風小型ハウス販売へ
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新聞名
日高新報
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元URL.
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2010/04/post-1982.php
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元urltop:
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写真:
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小径木の有効利用を図ろうと日高川町高津尾、中津村森林組合(龍田伸崇組合長)は、ログ風の小型ハウスを販売する。木の温もりいっぱいのバンガロータイプのハウスで、これまで山に放置されていた小径木を活用することで格安価格を実現。夏までに組合敷地内にモデルハウスを建築、商品をPRするとともに購入希望者のニーズを確かめていく。 小径木は、直径3~20㌢ぐらいまでの幼木やもともと背の低い小低木、用材を利用した後に残る枝などのこと。中津村森林組合では、山林で切り倒す間伐材のうち半分は15㌢以下の小径木で、その数は年間約500㌧にも上る。運搬用の木製パレットや合板など使途も少ないことから原価が安く、小径木の有効利用はかねて課題で、若者や団塊世代らに人気のログハウスに目を付けた。
ハウスは20平方㍍の広さで、10平方㍍のテラス付き。高津尾の鳴滝キャンプ場のバンガローよりひと回り小さいタイプで、値段は450万円程度。ハウスのすべての木材は中津地域の山林で切り出したヒノキなどの間伐材で、 小径木を外壁、 内壁などに張り付けて活用することにより、 ログハウス風の木の温もりを感じられる空間に仕上げる。自慢のテラスのほか、キッチンやベッド、トイレ、シャワーも備え付けた寝泊まり可能なバンガローで、家族やグループでの利用に最適。組合では、近隣の鳴滝キャンプ場がシーズン中、多くの行楽客でにぎわいなかなか予約が取れず、バンガローが不足している状況から町へ売り出し、利用促進、PRにつなげることも考えているという。 オプションで薪ストーブもつければムード満点、 クリスマスなど閑散期も利用客を呼び込めそうで、 町の観光振興にも一役買いそう。