ID : 15581
公開日 : 2010年 4月 2日
タイトル
中津村森林組合がログ風 ハウスを開発
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新聞名
紀州新聞
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元URL.
http://www1.ocn.ne.jp/~ks-press/100402.html
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元urltop:
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写真:
イラストが説明として掲載されていました
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間伐材を利用して作るログ風ミニハウスのイメージ図 日高川町の中津村森林組合(龍田伸崇組合長)が、間伐材の利用促進をめざし、独自に開発したログハウス風小型バンガローの販売に取り組む。地元の中津地内で切り出された間伐材を使用する小型ハウスは、広いデッキと室内にシャワー、まきストーブ、キッチン、ベッドを完備し、価格を450万円以下に設定。今夏までにモデルハウスを組合の敷地内に建設し、キャンプ施設などに売り込んでいく。
日高川町では、間伐材を利用した全国初の木質パウダーのボイラーシステムを導入して間伐材の利用を図っているように、林業運営にとって間伐材の利用促進が大きな課題となっている。中津村森林組合も、間伐材の大半が市場で取引されにくい直径15センチ以下のもので、これらの有効利用を検討してきた。 同組合が開発したのは間伐材を外壁や内壁にふんだんに張り付けて、ログハウス風に仕上げたバンガローの販売。基本的に中津地内で切り出されたヒノキの間伐材を使用。設計では、20平方メートルの室内にシャワーやトイレ、小型のキッチン、まきストーブ、二段ベッドを完備し、幅2×4メートルのデッキを備えており、家族やグループでゆっくり楽しめる構造になっている。 同組合では、この設計をもとにモデルハウスを建築する業者を選定し、夏までに組合の敷地内に建築してPRしていく考え。気になる価格は450万円以下に設定する予定で、注文を受けた森林組合が地元の工務店などに発注して建築するシステムで販売していきたいという。 龍田組合長は「間伐材の利用を促進するために、出来るだけ安い値段で提供したい。試作品を多くの人に見て頂き、需要を確かめながら、利用者の意見を聞きながらニーズに応えられるようなものに改良しながら販売にこぎつけたい」と話している。