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ID : 15579
公開日 : 2010年 4月 2日
タイトル
09年度は46ヘクタール再造林 田辺市やまづくりモデル事業
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=187146
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元urltop:
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写真:
 
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森林伐採跡地での植林を促すため、田辺市は、スギやヒノキの再造林に要る経費の一部を補助している。2011年度までの3年間試験的に行っている造林施策「やまづくりモデル事業」で、国県の補助に上乗せする。初年度の09年度は市内の伐採跡地46.77ヘクタールにスギやヒノキの苗木が植えられた。
 木材価格の長引く低迷で造林費用が負担となり、造林放棄地が全国的な課題になっている。そうした現状を打開しようと、市は「やまづくりモデル事業」として、再造林を促して森林資源の循環と林業の再生を図っている。
 補助対象は、再造林の事業主体となる森林組合と林業事業所。補助対象面積は0.1~10ヘクタールで、市の補助率は12%だが、再造林には国県で68%の補助が出るため、市の補助を受ければ自己負担の経費は2割で済む。
 市森林局によると、再造林するには、伐採地の地ごしらえの作業費、苗木費用と植栽費用、獣害防止ネットの設備費用なども含め、1ヘクタール当たり167万円が必要という。
 09年度に14カ所(46.77ヘクタール)の伐採跡地から補助申請があり、事業主体はすべて森林組合で、場所は大塔で5カ所、中辺路と龍神で4カ所ずつ、本宮で1カ所だった。
 市は10年度も09年度に引き続き、やまづくりモデル事業に1千万円の事業費を計上している。
 市の山村林業課は「市内で伐採跡がどれだけ放棄地になっているかの把握は難しいが、今回の試験的な事業で放棄地の解消に一定の効果があれば」と話している。
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