ID : 15491
公開日 : 2010年 3月26日
タイトル
FAO、世界の森林破壊に歯止め 中国など大植林で
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032601000144.html
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元urltop:
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写真:
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国連食糧農業機関(FAO、本部ローマ)は25日、世界の森林保全状況に関する報告書を発表。中国などでの大規模植林や、広大な密林を抱えるブラジル、インドネシアの乱伐抑制により、2000年から10年間の森林減少面積が1990年からの10年間と比べ大幅に減ったと報告した。
一方で、森林破壊はなお続いており、地域別では特にアフリカと南米で深刻だとして、さらなる保全対策の必要性を訴えている。
報告書によると、00年代の世界の森林減少面積は年平均520万ヘクタールで、90年代の同830万ヘクタールから減少。要因として、中国、インド、ベトナムなどでの植林計画実施により、90年代に減少していたアジアの森林面積が、同220万ヘクタールの増加に転じたことを挙げた。
また、ブラジルの森林減少面積が90年代の同290万ヘクタールから同260万ヘクタールに、インドネシアがそれぞれ190万ヘクタールから50万ヘクタールと改善を見せた。一方で、オセアニアの森林破壊は、オーストラリアでの干ばつの影響で悪化した。