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ID : 15164
公開日 : 2010年 3月 1日
タイトル
「1人搭乗で1本植樹」ルーダ・インドネシア航空
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100301ddm008020023000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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◇ファイク・ファーミ日本・韓国・中国・アメリカ地区総支配人 ガルーダ・インドネシア航空は、航空機の運航で排出する二酸化炭素(CO2)を相殺するため、植樹などカーボンオフセットに取り組む。日本・韓国・中国・アメリカ地区総支配人のファイク・ファーミさんは「ご搭乗ごとに1本の植樹」と気軽さを強調し、乗客と一体となった環境保全を展開する。【聞き手・熊谷泰、写真・平田明浩】
 ◇「1人搭乗で1本植樹」 --インドネシアでの植樹活動の支援などカーボンオフセットに取り組んでいますね。
 ◆国際的な環境保全団体の世界自然保護基金(WWF)インドネシアなどと協力し、大規模な火災で森林が焼失したカリマンタン島のセバンガウ国立公園で植樹活動をしました。
 07年から約3年間かけて「ご搭乗のお客様お一人様につき、1本の木を植えよう」を合言葉に、国立公園内の約250ヘクタールで約10万本の植樹に協力しました。国立公園は世界でも有数のオランウータンの生息地として知られています。
 --ジャワ島のジョクジャカルタの植樹は環境保全の他に目的があるそうですね。
 ◆王室の方の主宰する財団による「ジャワ鎮守の森-植樹村落開発」を支援し、一角の「ガルーダの森」に約5万本のマホガニーやカシューナッツなどの植樹を予定しています。エコツアーの料金に2000円上乗せで、自分の名前が付いた木を植樹できます。日本国内からは06年から、これまでに約80グループがツアーに参加しています。年内にも開催予定です。
 植樹による環境保全だけでなく、養蚕など地場産業の育成を目指しています。手工芸品の機内販売など幅広い目的の活動に携われ、うれしく思っています。
 --環境保全は欠かせない?
 ◆日本の皆さんはインドネシアというと、まずリゾート地のバリ島を思い浮かべるのではないでしょうか。半面、地球温暖化対策を進め火災や違法伐採などによる森林破壊を食い止める必要があります。
 インドネシアは1万7000の島で構成される群島国で、バリ以外の魅力を知っていただくためにも環境保全は欠かせません。
 --両国は、日本からの地球温暖化対策支援の円借款など結び付きを深めていますね。
 ◆両国は経済連携協定(EPA)を結び、観光だけでなく、ビジネスなど幅広い分野で相互補完関係を築こうとしています。
 環境保全も同じで、インドネシアが日本の最先端の省エネ技術導入を目指す一方、日本は天然ガスなど資源確保で、インドネシアを必要としています。
 私たちは日本のお客様を大切に考えています。サービス向上のため、春から日本人乗務員が登場する予定です。スムーズに入国できるよう成田出発の便は、機内で入国やビザの取得手続きができるサービスを2月に導入しました。