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ID : 14681
公開日 : 2010年 1月15日
タイトル
使って!十津川産木材
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001001160003
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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十津川産木材の生産・流通コストを下げ、売り上げ増を図る取り組みに、県や地元住民らが挑戦している。十津川産を使えば補助金が出る制度もあり、その住宅相談会が16、17両日、奈良市で催される。(飯島健太) ■産直でコスト減/補助金も活用 県内の製材工場が丸太を入荷する価格は、主要20県で最も高い。スギ中丸太(2009年12月、1立方メートルあたり)は全国平均1万1200円に対し、奈良は1万5700円。奈良は山が急峻(きゅうしゅん)で深く、伐採や搬出にコストがかかり採算ラインが高いため、県産を入荷することで全体の価格を引き上げているとみられる。 このため、高コストの県産材は「伐採しても売れない。たとえ売れても、搬出コストなどでもうけが出ない」(県担当者)状態だ。 しかし、県産材の質は高い。強度の目安になる年輪の幅が狭く、1センチに8年輪が詰まっている丸太もあるほどで、全体的に他府県産や輸入材の2倍という。特に十津川村の森林面積は県内の2割強、約6万5千ヘクタールを占め、1960年代に植林された多くのスギやヒノキが住宅建築に適した樹齢に成長している。 何とかコストを下げようと、村民や工務店で作る「十津川郷土(さと)の家ネットワーク」が、生産者(森林所有者や製材業者ら)と販売者・消費者を直接つなぎ、従来の市場や中間業者を省く「産直」に取り組み始めた。 一方、強度や乾燥度の測定、割れや曲がりをチェックする「県地域材認証センター」(橿原市)の認証制度に県が着目。「認証材」の使用量に応じて、業者に15万~30万円を支給する制度を作った。十津川産はほぼ認証を受けていて、補助対象となる。 制度を利用した住宅は、この2年間ですでに31棟。県林政課の相馬友一郎主査は「地産地消で環境にもいい。『認証材』の家が増えれば、その分、村が潤う」と期待する。 ■奈良で住宅相談会 きょうあすも 相談会は奈良市六条1丁目452の5の空き地(近鉄西ノ京駅から南に徒歩5分)を利用。工務店社員や県職員、設計士が応じる。「認証材」を使って建築中の住宅見学もある。無料。予約不要。詳しくは工務店「スペースマイン」(0120・58・2803)へ。
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