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ID : 14615
公開日 : 2010年 1月13日
タイトル
ペレットストーブ:静かなブーム 阿東・徳佐小、全教室に設置
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20100112ddlk35040177000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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“エネルギーの地産地消”目指し 不要な木材を燃料にした「ペレットストーブ」が、じんわりと販路のすそ野を広げている。1月から新校舎に移転した阿東町立徳佐小では、県内の小学校で初めて全教室に備え付けた。個人で設置する者も増えているという。木くずを再利用する環境への配慮や、炎が見えるどこか懐かしい暖かみが支持される理由のようだ。購入費やランニングコストは比較的割高となるが、中山間地域が7割を占める県内でのキーワードは“エネルギーの地産地消”だ。【井上大作】
 ペレットストーブは、間伐材や木材工場から出た端材を粉砕し、長さ1、2センチ程度の円筒状に圧縮した固形燃料「木質ペレット」を用いる。燃焼した空気は屋外に排出され、室内には温風が出てくる。火力調整もできる。発生熱量(火力)は石油ストーブの半分程度で、本体価格は40万円前後が標準的だ。
 県森林組合連合会(山口市)は05年12月、県内で唯一となるペレット工場を岩国市に設立。出荷量は年間100トンほどずつ増え、昨年度は630トンに達した。ほとんどは業務用の給湯や暖房などに使われているが、個人向けにも県内4カ所で1キロ35円で販売している。一般家庭では1シーズン約1トン(3万5000円)が目安で、数十人が定期的にペレットを購入している。
 徳佐小では新校舎の全教室に計15台のストーブを設置。床暖房にもペレットを用いる。木造校舎にも町有林を使っており、町教委は「阿東町は山に囲まれており、県産木材にこだわった。燃料補給や掃除といった手間はかかるが、化石燃料を使わないことに意義がある」と強調する。
 岩国市のペレット工場は完成時、国内21番目で最西端にあったという。今では九州にも工場が建てられるなど全国的な広がりを見せる。連合会の金本修・環境製品課次長は「手ごろな値段ではないが、環境意識の高い人が関心を寄せてくれる。ペレットがさらに普及することで森林の手入れが進むようになればいい」と期待を込める
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