ID : 14510
公開日 : 2009年 12月23日
タイトル
熱帯林3分の2消失の危機 国際研究チーム試算
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122401000132.html
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元urltop:
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写真:
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発展途上国で森林保全対策を取らないと、今世紀末までに、アジアやアフリカ、南米に現存する熱帯林の3分の2近くが破壊され、現在の世界の排出量の20年分に当たる量の二酸化炭素(CO2)が大気中に放出されることになるとの試算を、米国、英国、オーストラリアなどの研究者で組織する国際研究チーム「陸域炭素グループ(TCG)」が24日までにまとめた。
TCGのラルフ・アシュトン代表は「地球温暖化対策に関する次期枠組みの中に、発展途上国の森林保全対策に資金が回る仕組みをつくって熱帯林保全を進めることが世界の温暖化対策上、不可欠だ」と指摘した。
TCGは、森林に関するデータがそろっている73の途上国について、森林の総面積や経済的に価値がなく、簡単に農地に転換されてしまうような森林の面積、森林保護区の面積などを分析。これまでの各国の森林面積の変化などを加味して、長期的に破壊される危険性が高い森林の面積を推定した。