ID : 14419
公開日 : 2009年 12月16日
タイトル
炭焼き学び森林に目を 上田のNPOが企画し体験会
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_138725
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元urltop:
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写真:
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上田市真田町傍陽のNPO法人「フォレスト工房もくり」は13日、近くの山林で炭焼き体験会を開いた。年間を通し山菜採りや間伐、木工を体験する連続講座「森林(もり)と暮らしの講座」の一つ。受講者10人余が、炭の熱で汗をかきながら作業した。
この日は、あらかじめスタッフが中心となって火を入れてあったドーム形の炭焼き窯から炭を出す作業を体験。真っ赤に輝く炭が見える炭焼き窯の口のそばに立ち、「熱いね」「硬くて良い炭だ」などと興奮した様子で話しながら、木炭をかきだす道具「炭かき」を使って木炭が崩れないよう慎重に取り出した。
受講した長野市松代町の会社員伊部政司さん(61)は「炭を焼くことで間伐した木の利用が進みそう。この炭を使い、自宅のしちりんで魚でも焼きたい」と話した。
講座は森林整備について学ぶ目的で2001年から始まり、県内外から千人以上が参加している。昨年までは測量など間伐技術を中心に教えてきたが、「森林整備といっても何から手を付けて良いか分からない人もいるし、関心のない人には参加してもらえない」として、今年は参加者の間口を広げるため、森に親しむ内容に変更した。