ID : 14394
公開日 : 2009年 12月15日
タイトル
ハンガリーのバイオマス発電所、営業運転開始 東北電出資
.
新聞名
河北新報
.
元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t12009.htm
.
.
写真:
.
東北電力は11日、ハンガリーで合弁会社を設立して建設したバイオマス(生物資源)発電所が同国政府から免許を受け、営業運転を始めたと発表した。木質チップを燃料とし、化石燃料を代替することで二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる。東北電は京都議定書に定められた京都メカニズムを活用し、2012年までに約32万トンの排出枠の獲得を見込む。
運転を始めたのは、南ニールシェグ・バイオマス発電所(出力1万9000キロワット)。
東北電と同国の企業3社が06年6月に設立したDBM社が07年6月から、ハンガリー東南部のサボルチ・サトマール・ベレグ県に建設していた。
発電所は今年6月、試運転を始めた。木質チップは地元の森林組合や製材会社から調達し、電力は地元電力会社に卸供給する。東北電が出資参画する海外での電力卸事業は3例目。
排出枠の獲得では、京都メカニズムのうち、先進国同士が共同事業を行い、CO2の削減分を投資国の削減量に充当する共同実施(JI)を活用した。