ID : 14267
公開日 : 2009年 12月 7日
タイトル
間伐材で森の城できた「子どもたち使って」 栗原
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091207t15008.htm
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写真:
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間伐材を使ったツリーハウス造りを通じて森の大切さを学ぶ一迫林間学校「間伐材でつくる天空の城in KURIHARA」が11月15、22、29日、宮城県栗原市一迫長崎の林で開かれ、参加者が樹木の上に1棟を完成させた。
地元の林業者らでつくる一迫林業研究会MORIKURI元樹塾の主催で、30~70代の男性ら計約30人が参加した。
15日は枝払いやまき割りなどの山仕事を体験し、22、29日にツリーハウス造りに挑戦した。ハウスは杉の間伐材を使用。縦、横、高さ数メートルずつで、栗原市の東北職業能力開発大学校建築施工システム技術科の学生が設計した。
参加者は本格的な大工仕事は初めて。床組みに時間を取られたが、学生の指導を受け、樹木の高さ4メートルの位置に組み立てた。
石巻市の小学校教諭伊藤秀作さん(43)は「最初は木づちの力加減がうまくいかず、材料が割れてしまったが、慣れれば素人でもできると思う」と話した。
ツリーハウスは防腐対策を施して現地に残し、子どもたちの総合学習の場として活用できるかどうかを検討する。