ID : 14136
公開日 : 2009年 11月26日
タイトル
世界遺産登録10周年記念し日光で環境フォーラム 文化、自然を守るためのメッセージ発信
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20091125/240039
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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日光の社寺」の世界遺産登録10周年を記念した「日光の環境と文化を考えるフォーラム-残さなければならないもの 守らなければならないもの」が25日、日光東照宮で開かれ、パネリストが日光を取り巻く環境や文化について、それぞれの立場からメッセージを発信した。
世界遺産10周年の節目に環境と文化について考えようと、県トラック協会(関谷忠泉会長)、下野新聞社が共催。斎藤文夫市長、東照宮の稲葉久雄宮司、作家の立松和平さんら5人によるパネルディスカッションでは、二社一寺などの建造物のほか、奥日光の自然、足尾地域の植林、日光杉並木の保全などについて取り組みや今後の課題などを洗い出した。
足尾地域で展開する植林活動について立松さんは「(時間はかかるが)必ず回復する。地道な回復を楽しめばいい」と主張。車社会の影響で年間100本が枯死している日光杉並木の保全では、稲葉宮司が「国、県、東照宮がそれぞれの立場で関わっているが、行政サイドの支援の仕組み、守り、管理する体制が必要」と訴え、二社一寺などの建造物も含めて「価値を伝えていく努力が大切だ」と締めくくった。
フォーラムには同協会員や市民など約120人が参加し、パネリストのメッセージに熱心に耳を傾けた。