ID : 14090
公開日 : 2009年 11月17日
タイトル
古民家鑑定士の工務店社長・鈴木栄一さん
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tochigi/hito/news/20091108ddlk09070049000c.html
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元urltop:
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写真:
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古い街並み保存努める--鈴木栄一さん(60)=宇都宮市茂原3 「古い建物をただ壊してしまうのはもったいない」。今年4月、古民家鑑定士の資格を取得した。古い建物を調査し、移築可能かどうかなどを判定。その価値を評価することで、古民家の保存、活用に一役買っている。
明治2(1869)年創業の鈴木工務店の5代目社長。先代が造った建物が取り壊されてしまうことに、寂しさを感じていた。「木材を再利用すれば、二酸化炭素の削減にも役立つのではないか」と考え、古材の買い取りや販売を始めた。10月に宇都宮市のユニオン通りにオープンしたカフェの内装には、100年以上前に建てられた古民家を解体した際に手に入れた柱などを利用したという。
今後は、近県の同業者らと設立したNPO法人「関東200年住宅再生ネットワーク機構」の理事長として、古い街並みの保存に努めていくという。「新築にはない古材の良さを伝えていきたい」