ID : 14014
公開日 : 2009年 11月14日
タイトル
木曽川流域集会で間伐材の楽器演奏木曽川流域集会で間伐材の楽器演奏
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_135826
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元urltop:
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写真:
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名古屋市などの住民でつくる「水源の里を守ろう木曽川流域みん・みんの会」は14日、木曽川上下流の連携強化を図る「第2回水源の里を守ろう木曽川流域集会」を同市内で開いた。木曽郡と岐阜県の市町村長や名古屋市民ら、約120人が参加した。
間伐材製の三味線を手に登場した木曽郡大桑村の貴舟豊村長は、アルプホルンやコカリナ作りなど、間伐材を生かした「ヒノキを奏でる里づくり」を紹介。「山は住民の高齢化で荒れ、熊による木の皮はぎ被害も出ている。手入れに手を貸して」と訴えた。同郡南木曽町の宮川正光町長は、河川浄化や植林など名古屋市民との交流例を挙げ、「上下流が互いを思いやる心を醸成するのが大切」とした。
また、名古屋市昭和区の桜山商店街が、同郡木祖村と続ける「人と物の交流」を紹介。商店街の夏祭りが復活し、木祖村の漬物など人気商品も生まれ、街のにぎわいに貢献しているという。岩田茂春・同商店街振興組合理事長は「源流の里と商店街で環境と文化の違いがあるから面白い」と話した。
木曽川流域の連携を願う歌を、愛知県春日井市在住のシンガー・ソングライター、えみさんが発表。木曽地方の障害者施設が製作に加わった特製エコバッグも販売した。売上金の一部を、水源の里を支援する基金に積み立てる。