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ID : 13891
公開日 : 2009年 11月 4日
タイトル
青森特産のヒバ、ネズミでダウン
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000911020003
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元urltop:
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写真:
 
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青森特産のヒバ、ネズミでダウン 県産業技術センター研究員、注意呼びかけ  「青森ヒバ」で知られ、県が植林を奨励している県産のヒバが大量にネズミの食害にあう事例が、平内町で見つかった。樹皮を広範にかじられて枯れた木もあるが、県産業技術センター林業研究所の調査で、この被害が青森の豪雪と「関係」があるらしいことも分かってきた。(大西史晃) ネズミによる被害が集中して見つかったのは町内の造林地で、1ヘクタールに1万本のヒバを密集して植えた地点。04年春に最初に見つかり、その後、樹木医でもある同研究所の今純一研究員が一定区域の437本を3年続けて調査した。被害は全体の約4分の1の木に上り、捕獲による調査では「犯人」はハタネズミと推定されるという。 被害の発生は冬とみられることから、ネズミがえさを求めたと考えられるが、さらに詳しく分析すると、豪雪という条件が重なって起きる現象という一面も見えてきた。 この造林地で冬に積もる雪は2メートル近くになる。樹高の低い木は雪の重みで倒れ、高い木は直立したままの一方、その中間の1メートルから1・9メートル未満の高さの木に比較的被害が目立った。雪の重さで斜めに傾いて木の下に空洞が生じやすく、そこがネズミの「通り道」となるためと推定されるという。ネズミの被害は他の地点でも見られたが、1ヘクタールに1万本と密集度の高い地点で特に目立った。 県の木にも指定されているヒバは、ほとんどが国有林にある一方、資源量は減少。そこで、県は建築用材などとして利用価値の高いヒバの植林を勧めており、今年度まで2カ年で「県木あおもりヒバ普及促進事業」を実施している。それだけに、同様の被害は今後、他の地域に広がる可能性もある。 今研究員は「草の下刈りなどをきちんとやり、周辺にネズミが巣をつくりにくい状況を整えることが大切。植栽の密度も、密集しすぎないよう検討する必要がある」と話している。
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