ID : 13722
公開日 : 2009年 10月24日
タイトル
相模湖町で地区産の間伐材使い「積み木」考案 /相模原市
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新聞名
カナロコ
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元URL.
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0910250002/
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元urltop:
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写真:
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相模原市相模湖町地区産の杉材、檜(ひのき)材を使った積み木を、同地区で森林整備を続ける特定非営利活動法人(NPO法人)「緑のダム北相模」が考案し、4月から販売している。小田原市の木工職人が加工し、相模湖町地区の福祉作業所が仕上げを担当。既に約4万個を販売するなど好評で、売上金は森林整備に使われるという。
積み木は、3センチ四方の立方体や、幅3センチ、長さ12センチ、高さ5ミリの板状のものなど3種類。間伐材の有効活用を狙って積み木を考案した緑のダム北相模は「適切な森林管理」などとして「森林管理協議会」(FSC、本部・ドイツ)から認証を受けており、積み木にもFSCの文字が刻印されている。
加工を引き受けたのは、小田原市で工芸品制作を続ける小川富一さん(62)。積み木の一つ一つが小さく、特に杉は加工の過程で欠けることがあるため、工具を新調して作業に臨んだ。加工を終えると、相模原市相模湖町地区の福祉作業所「やまのべ館」が角張った部分を削り取って完成。小川さんは「木は暑い夏でも、寒い冬でも肌になじむ」と特徴を語る。
イベントでの販売が主だが評判が広まり、幼稚園や高齢者施設などで使われているという。50個3500円からの販売で、緑のダム北相模の石村黄仁事務局長は「家庭で子どものおもちゃとして使って、比較的都心に近い相模湖の森に思いをはせ、関心を持ってほしい」と話す。問い合わせは石村事務局長電話03(3411)1636。