ID : 13077
公開日 : 2009年 9月 3日
タイトル
森林セラピーロード認定へ調査 阿智のスキー場内の遊歩道
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_126740
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元urltop:
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写真:
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下伊那郡阿智村智里のスキー場「ヘブンスそのはら」は、場内にある原生林に設けた遊歩道を「森林セラピーロード」としてNPO法人「森林セラピーソサエティ」(東京)に認定申請している。1日からは認定
に向けた調査が始まった。
同法人は、癒やし効果の高い森林や散策路を「森林セラピー基地」や「森林セラピーロード」として認定している。県内8カ所を含む全国38の基地とロードは自治体申請が多く、同社の遊歩道が認定されれば民間企業と
して2例目になる。
申請しているのは、ヒノキやミズナラなどが自生する原生林約6ヘクタールに整備した1周約2キロの遊歩道。同社の白沢裕次副支配人(44)が中心となり、森林資源を生かして地区全体の活性化を図ろうと準備を重ね
、地元と協力して間伐なども進めてきた。
調査は、森林総合研究所(茨城県)や千葉大環境健康フィールド科学センター(千葉県)が担当。この日は男子大学生12人が、原生林と名古屋市中心部の2カ所に分かれ、心拍やストレスホルモンの濃度など7項目を調
べた。2日は場所を交換し、二つ以上の項目で癒やし効果が認められれば来春にも認定される。
同法人によると、木曽郡上松町の赤沢自然休養林が森林浴発祥の地とされることもあって長野県は森林セラピー先進地。同研究所の香川隆英・環境計画研究室長(53)は「認定による集客が見込まれる。適度に間伐さ
れていないと認定できないことから、良好な森林整備も期待できる」と話している。
(提供:信濃毎日新聞)