ID : 13027
公開日 : 2009年 9月 1日
タイトル
林業体験で田舎暮らし 立教大の学生ら11人訪問
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws4924
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元urltop:
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写真:
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立教大学(東京)に通う学生ら十一人が二十八日、林業体験のため陸前高田市入りした。初日は市役所を表敬訪問し、中里長門市長から歓迎された。矢作町生出地区に九月二日まで民泊などしながら炭焼き
や枝打ちなどの作業を体験する。
同大学の林業体験は学生部の企画によるもので、今年で七回目。自分の生活を見直し、今後の人生を考える機会にしてもらおうと行われている。
生出地区が体験の場に選定されたのは、以前、大学関係者がインターネットで「ホロタイの郷・炭の家」を知り、炭焼き体験が目に留まったことが発端。以後、同市や生出地区コミュニティ推進協議会(佐々木英一会長)の
バックアップのもとで林業体験が続けられている。
今年来高したのは、学生九人と随行者二人。市役所では、中里市長が「ふだんの生活とはまったく違う環境のもと、地区民と一緒にさまざまなことを体験してください」と歓迎した。
学生を代表した同大学理学部四年の尾形好章さん(埼玉県)は「地域の人たちとの交流が楽しみ。来年は社会人となりますが、貴重な体験としたい」とあいさつした。
また、この林業体験を経験し、同大学を卒業と同時に今春から市役所職員として働いている亀森絢子さん(22)=埼玉県出身=が「学生時代のいい思い出になるよう期待しています」と語った。
その後、学生らは生出地区のホロタイの郷「炭の家」へ移動。いなか豆腐づくりに挑戦したほか、佐々木会長の講話に耳を傾けた。九月二日までの間、農家での炭焼き体験や市有林の「立教の森」で下草刈り作業、原台
山登山、山林の枝打ちや除伐作業体験に励むことになっている。