ID : 14008
公開日 : 2009年 11月16日
タイトル
県産材マスコット18年経て“復活” 全国で愛されるキャラ目指す
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20091113ddlk19040053000c.html
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元urltop:
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写真:
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「ゆるキャラ」ブームにあやかり、県木材協会(県内の木材関連業界団体)が木をイメージしたマスコット「もっくん」を売り出している。
元は林業振興のため、91年に県が名称とデザインを公募、採用されたマスコット。同時に着ぐるみも製作されたが、毎年10月8日の「木の日」に県職員が使うのみで、18年間の大半は県庁の倉庫で眠っていた。
08年7月ごろ、同協会の鷹野啓司さん(50)がもっくんの存在を知り、県に貸し出しを依頼。同9月に東京ディズニーランドで開いた県産材普及イベントなどでアピールを始め、誕生から17年目にようやく晴れ舞台に立
った。
しかし、1日間のこのイベントで、ヒノキの間伐材製のもっくんのキーホルダー(1個500円)は、「可愛いけど知らない」と言われ、5個しか売れなかった。
以来、まずは県内で知名度拡大を図ろうと、同協会職員の名刺にイラストを入れたり、イベントでの着ぐるみ出演回数を増やすなどの努力が重ねられてきた。
今月7、8の両日に同協会の木材製品販売店「木の国や」(南アルプス市上今諏訪)で開かれた「2009県産材フェアin木の国サイト」でも林業関係者が着ぐるみで子供たちに愛嬌(あいきょう)を振りまいた。
もっくんは杉やヒノキ、松など多くの種族がおり、間伐をしない森林では巨大化してしまうという設定だ。
鷹野さんは「『ひこにゃん』のように全国で愛されるキャラクターを目指したい」と意気込んでいる。