ID : 154
公開日 : 2006年 1月23日
タイトル
福山の山林で連続火災
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新聞名
中国新聞
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元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200601240008.html
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元urltop:
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写真:
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二十三日午後一時二十分ごろ、福山市本郷町、松永ダム北東側の山林から出火、雑木など約五アールを焼いた。約二十分後の午後一時四十分ごろ、現場から東に約一キロ離れた神村町の大谷山南西側斜
面からも出火。約五十アールを焼いた。今回を含め同市西部地区では昨年十二月末以降、九件の不審火とみられる山火事が発生。福山西署は連続放火の可能性が強いとみて捜査している。
二つの火事で、福山地区消防局の消防署員や消防団員ら計約三百四十人が出動。広島県と広島市のヘリコプター二機も上空から散水して消火作業にあたり、発生から約二時間半後に鎮火した。現場の状況などから、
二件とも山の中腹を通る林道沿いの斜面から、それぞれ出火したとみられる。
福山西署は一帯で不審火が続発しているため、警戒を強化。今回の二件は警戒中の西署員が発見した。同署は、今回も現場に火の気がないうえ、狭い範囲から相次いで火の手が上がっていることから、連続放火の疑
いが強いとみている。
同市西部地区の山林一帯では、昨年十二月二十六日以降、再燃を含めて十二日までに、不審火とみられる計七件の山林火災が発生。十二日の火事は三日間にわたって燃え続け、市内の山林火災では過去最大規模の
約百ヘクタールを焼いた。
西署は、これらの火事がすべて一本につながる林道沿いから発生している点を重視。何者かが故意に連続して火を付けている疑いを強め、消防局とともにさらに警戒を強化する。