ID　：　12975

公開日　：　2009年 8月26日

タイトル

ＣＯ2削減へ先導的事業　県が環境立県戦略の素案

新聞名

下野新聞

元URL.

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090825/197136

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県は24日、地球温暖化防止に向け、事業者や家庭が取り組むための指針「とちぎ環境立県戦略」の素案をまとめ、有識者による「とちぎ環境立県戦略会議」に提出した。企業や団体の森林整備などで吸収され る二酸化炭素（ＣＯ2）量を、県が公表する「とちぎ版カーボンオフセット」など、先導的事業が明示された。
　カーボンオフセットは、植林や自然エネルギー開発事業などへの出資を通じて企業が排出したＣＯ2を「帳消し」にする仕組み。本県版は、企業や団体が県内で労力や資金を提供して行う森林整備活動などをＣＯ2量に 換算し、県が独自に認証する制度とする。
　森林整備活動などの成果が数値で明確になり活動の励みになるほか、企業が生産活動で排出するＣＯ2量との比較が可能になる。
　県環境森林部によると、他県では針葉樹を対象にする例が多いのに対し、本県版では農村特有の里山林を構成する広葉樹も含め、独自性を打ち出す考え。
　２００万県民が１人１本の木を植える運動や県内事業者の低公害自動車導入に対する支援、太陽光発電設備の導入量を現在の20倍に拡大するための一般住宅への普及促進なども盛り込まれた。
　同日の会議では「タクシーの電気自動車化が進めば波及効果がある」「環境学習では間伐の効用など正しい知識を周知して」などの意見が委員から上がった。県は素案について県民から意見を募り、10月の次回会議で 最終案を協議する。

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