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ID : 12932
公開日 : 2009年 8月21日
タイトル
栄のセレクト店前に「木製」自転車ラック-名工大の研究室と連携
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新聞名
サカエ経済新聞
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元URL.
http://sakae.keizai.biz/headline/1092/
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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栄のセレクトショップ「time for livin(タイムフォーリヴィン)」(名古屋市中区栄5、TEL 052-263-4704)前に、廃材を利用した木製の自転車ラックが設置されている。
 ラックを製作しているのは名古屋工業大学の伊藤孝紀研究室の学生。名古屋市の街路樹を伐採した際に出る廃材はこれまで焼却されていたが、同研究室は自転車ラックへと再生させ、街中での在り方についての研究 を行なっている。
 設置について、同店オーナーの武山匡哉さんは「今年6月に大ナゴヤ大学という市民大学が主催する自転車について考える授業に参加した。そこには10基近くの木製ラックが置いてあり、参加者はそれらに自分の自転 車を置いていた。その姿がすてきで気になっていた」と振り返る。「後日、伊藤先生に自転車ラックの話を直接聞く機会があった。間伐材の再利用でC02の削減にもつながるという活動に賛同し、ぜひ自分の店の前にも置 いてほしいと話を持ちかけたことがきっかけ」だったと振り返る。伊藤孝紀研究室でも、廃材を利用したラックを街に置いた際の使い勝手などについて調査が必要だったことから、両者の思いが一致し設置が決まった。
 「設置後の来店客の評判は上々」と武山さん。「よくある鉄製のラックよりも、温かみがある木製のラックは目を引く。お客さんは自転車で来店する方も多いので、珍しい木製ラックに止めてみたいと思うようだ」とほほ笑 む。
 同店の2号店が大須にあるため、来店客に自転車を貸し出すことも多いタイムフォーリヴィン。「そうした際にもさまざまな所にラックがあれば、無造作に自転車を置くことがなくなる。こうしたキャッチーなデザインのア イテムは、若い人に向けた啓蒙・啓発活動にも難なくつながる」と期待を寄せる。実際に使ってみるとラックとしての改善点なども見えてくる。それらの問題点を伊藤研究室にフィードバックしていくという。
 すでに他店舗からも自分の店の前にも置きたいとの声も寄せられている。「栄5丁目あたりに木製ラックがいくつか並べば、より多くの人に自転車について考えてもらうきっかけになるのでは」と笑顔を見せる。
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