ID : 12894
公開日 : 2009年 8月18日
タイトル
ペレットストーブで二酸化炭素削減を カーボンオフセット普及へ説明会
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20090819/KT090814SJI090017000022.htm
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元urltop:
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写真:
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NPO法人「森のライフスタイル研究所」(伊那市)は、企業活動などで発生する温室効果ガスについて、ガスの削減事業に投資(排出権購入)することで埋め合わせる「カーボンオフセット」の取り組みを県内
で広める一環として、排出権を生み出す木質ペレットストーブの利用者を募集している。21日に安曇野市で、22日には長野市で説明会を開く。
化石燃料を燃やすのに比べて、循環型燃料の木質ペレットを使うと二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる。同研究所は、削減量に応じてポイントを発行。取りまとめた排出権は企業などに買い取ってもらう計画だ。
県林務部の昨年度末のまとめによると、県内で使われているペレットストーブは997台。同研究所によると、1台でひと冬に燃やすペレットは平均約1トン、CO2排出削減量は約1トンになる。CO21トン当たりの企業の
買い取り額は5千円を予定。削減量の認証経費などを差し引き、ストーブ利用者には2千円前後を配分する予定だ。利用者は現金で受け取るか、植林や間伐などの費用として寄付する。
同研究所は、カーボンオフセット関連の取り組みに使うロゴマークも作った。竹垣英信所長は「カーボンオフセットは企業間の排出量取引が多い中、多くの個人が参加することで仕組みを支えてもらい、森林整備を促進
したい」としている。
21日は午後2時から、安曇野市との共催で同市三郷公民館。22日は午前10時半から、長野市若里のビッグハット内の会議室。問い合わせは同研究所(電話0265・74・7996)へ。