ID : 12664
公開日 : 2009年 7月24日
タイトル
“森を守る”家具販売 三重の業者、間伐材利用
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072401000614.html
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元urltop:
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写真:
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三重県紀北町の木製品製造販売「ウッドメイクキタムラ」は、同県尾鷲地方産ヒノキの間伐材だけで作った家具の販売を始めた。間伐は森林を適切に管理するためには必須の作業。同社は、間伐材の利用を
増やすことで「森を守り、二酸化炭素(CO2)削減にもつなげたい」としている。
インテリアデザイナーと協力して、部屋に合わせて座卓にもテーブルにもなる組み立て式の「和洋テーブル」や、大人用の机などの試作品を完成させた。どの製品も、美しい木目や独特の香りといった国産ヒノキの魅力
を生かしている。
間伐材は、昔から木造建築の資材などとして活用されてきた。しかし、近年は安い外国産の木材に押されて価格が下落。間伐材を山から降ろすコストも回収できなくなったため、間伐がされずに山が荒れたまま放置され
る例も増えている。
同社の北村英孝代表(61)は「間伐をしなければ山は守れない。間伐材が(適正価格で)売れるようにして、林業を若い人が魅力を感じられる産業にしたい」と話している。問い合わせは同社、電話0597(36)1963。