ID : 12594
公開日 : 2009年 7月21日
タイトル
木材などから液体燃料開発へ
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新聞名
NHK
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元URL.
http://www.nhk.or.jp/news/k10014379301000.html#
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元urltop:
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写真:
動画も見ることができました
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石油元売り大手と自動車メーカーなどが共同で、木材などを原料に軽油などの液体燃料を作り出す技術の開発に本格的に乗り出し、2030年の実用化を目指すことになりました木材のチップなどを高温で加
熱してガス化し、そのガスを化学反応させて軽油や灯油などの液体燃料を作り出す技術は「BTL」と呼ばれています。この技術の実用化に向けて、石油元売り大手のコスモ石油とトヨタ自動車などが共同で、本格的な技
術開発に乗り出すことになりました。具体的には、ガス化した原料を化学反応させて燃料を取り出すための触媒の開発を進めるほか、6年後の2015年には、木材が豊富な東南アジアに実証実験のための設備を作り、必
要な技術を確立することにしています。BTL技術を使った燃料は、硫黄分などの有害物がなく、原料の木材が成長する過程で二酸化炭素を吸収することから、燃やしても二酸化炭素の発生がゼロとみなされるなど環境
面でのメリットがあり、コスモ石油などでは、2030年の実用化を目指すとしています。コスモ石油中央研究所の佐藤一仁グループ長は「資源の乏しい日本にとって新たなエネルギー源を確保するための有効な技術だ」と
話しています。