ID : 12532
公開日 : 2009年 7月14日
タイトル
燃えない発泡スチロール生産 住宅の断熱材などに活用
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090714/biz0907141655008-n1.htm
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写真:
写真が掲載されていました
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発泡スチロール製造の龍野コルク工業(兵庫県たつの市)は、木材メーカーのアサノ不燃木材(福井県坂井市)が持つ不燃化技術を利用し「燃えない発泡スチロール」の生産に乗り出した。住宅の断熱材や車
の内装材への活用を見込んでいる。
発泡スチロールは火に弱く、難燃性のものでも熱で溶けて変形するのが課題だった。アサノ不燃木材が特許を持つホウ酸塩を液体化した不燃液を発泡スチロールの表面に塗ると、火を付けても燃え広がらず、熱変形
も圧倒的に少ない製品ができたという。
断熱材はガラスが原料のグラスウールが一般的だが、発泡スチロールの方が結露しにくく、経年劣化が少ない。車の内装材に使えば軽量化で燃費が良くなるため、龍野コルク工業の片岡孝次社長は「二酸化炭素の排
出削減の効果もある」と話している。