ID : 12524
公開日 : 2009年 7月14日
タイトル
近藤貞治さん(NPO法人「ふるさと力」副理事長)
県外者の定住促進支援
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/special/122545472032/2009/07/2009_12474677071.html
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元urltop:
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農村と都市住民の交流や県外者の定住促進を目的に、関西在住の徳島県出身者らが中心となって設立した三好市のNPO法人「ふるさと力(ちから)」。三好市に整備した滞在型市民農園「三好タウン 愉流里
(ゆるり)」と家庭菜園付きの分譲住宅は、自然や農業への関心の高まりとともに、注目を集めている。
全国徳島県人会連合会の総会に出席した際、古里・徳島の人口減少に歯止めが掛からない現状について意見を交わした。「何とかしなければ」という話を聞くにつれ、「自分がやろう」と思い立ったという。
長年培った建築分野の知識を生かし、団塊世代のU・I・Jターン希望者を支援するための住宅建設を発案。2007年2月に「ふるさと力」を立ち上げて事務局長に就き、昨年6月から副理事長を務める。
「普通の住宅を造るのでは、何の効果も活性化もない」。森林資源の整備や雇用拡大に取り組むため、市民農園と分譲住宅の建築資材に県産杉の間伐材を利用。間伐材の製造加工を三好市の第三セクターに委託し、間
伐材の販路拡大は、ふるさと力のメンバーらが設立した建材販売会社が担う。
旧井川町出身。旧井内中学校を卒業後の1962年4月、大阪市内で知人が経営する建築会社に就職した。1年後に進学した旧大阪工業大学高校夜間部で建築科を専攻し、21歳で独立。一般住宅建築を経て、大阪市
中央区内で300棟余りのビル建築を手掛けた。
このほか、複数のグループ会社を設立し、ビル収益事業、エレベーター保守管理業など幅広く事業を展開。現在は一線を退いている。
住みながら平屋住宅を2階建てに改造する建築工法を考案し、1970年代のオイルショック時に会社の礎を築いた。建築物を通して「人を変え、町を変える」が信条。「管理体制を徹底すれば安心して生活できる。三好
市の市民農園、分譲住宅ともに好評なので、今後は美馬市で計画したい」。
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こんどう・さだはる 三好市出身。旧井内中学校を卒業後、大阪市内の建築会社に就職。仕事の傍ら旧大阪工業大学高校夜間部を卒業し、1968年に建築会社を設立。数多くの一般住宅やビル建築に携わった。NPO法
人「ふるさと力」の副理事長のほか、全国徳島県人会連合会常任理事、徳島県人会近畿連合会副会長を務める。大阪市中央区在住。62歳。