ID　：　12424

公開日　：　2009年 7月　4日

タイトル

子どもと一緒に木道整備　地域住民が間伐の大切さ伝える

新聞名

信濃毎日新聞

元URL.

http://www.shinmai.co.jp/news/20090705/KT090704SJI090015000022.htm

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上田市武石上本入の住民でつくる「唐沢・小原里山活性化協議会」（下村一男会長）が４日、地域の子どもと一緒に地区内の「あじさい公園」周辺で、間伐材のカラマツの板を敷いて木道を整備した。木を切り 出す現場などの見学も合わせ、県の森林づくり県民税（森林税）による「木育（もくいく）推進事業」の補助金（７０万円）を受けて実施。間伐の重要性などを伝えた。
　上本入地区の児童と園児計１３人が参加。子どもたちはまず、区内の山林でカラマツの伐採、小県郡長和町の工場で木材加工を見学。協議会員から、間伐をしないと日光が遮られて木も植物も育ちにくくなり、山が荒れ てしまう－と説明を受けた。
　木道の整備は、車いすの利用者なども楽しめるようにと計画。県道沿いに設けた駐車場（約３００平方メートル）から直接アジサイの群生地に進める道を約１１０メートル作り、既設の約１００メートルにつなげた。
　子どもたちは仕上げ部分の約５メートルを担当。長さ２メートル、幅２５センチの板を並べ、協議会員３人の指導で、くぎなどを１本ずつ丁寧に板に打ち付けた。「地元の木を地元の人のために使えて良いと思った」と下 城佑介君（１２）。下村会長は「まずは身近な自然に興味を持ってほしかった。地域資源の有効な利用法を考えてくれるといい」と期待していた。

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