ID : 12407
公開日 : 2009年 7月 2日
タイトル
間伐材搬出に補助金 森林の適正管理促進へ--スギ、ヒノキに限
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/mie/news/20090703ddlk24010285000c.html
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元urltop:
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写真:
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亀山市が1日、市内の山林で伐採された間伐材の搬出などに市独自の補助金を支給する「利用間伐補助制度」を導入した。間伐材はスギとヒノキに限定しており、山林所有者などを対象に申請の受け付け
をしている。
市の面積の64%に当たる約1万2200ヘクタールが森林で、このうち民有林が1万1800ヘクタールを占めている。国内産材の価格下落や林業の担い手不足から森林が適正に管理されてないため、国や県の造林補助
制度に市独自の補助金を上乗せして間伐を促進することにした。
この制度は、伐採した間伐材を森林内から搬出する際は、国と県が85%を補助しており、12%を市が新たに補助する。このため、事業者の負担は3%だけで済む。
搬出のための森林内への作業道路建設は、国と県が80%を補助しており、市が新たに16%を補助、事業者負担は4%となる。
さらに、間伐材の市場への輸送費(1立方メートル当たり1440円)についても、県が示す条件にそぐわず補助を受けられない場合、市が県の補助金と同額を補助する。
市内での間伐は年間5~10ヘクタールにとどまっており、市は「新制度により、40ヘクタールに広げたい」と話している