ID : 12362
公開日 : 2009年 7月 2日
タイトル
CO2削減量日、本百貨店協会に売却 木質バイオ発電分、66トン契約
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20090701ddlk39040654000c.html
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元urltop:
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写真:
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地球温暖化対策で県は30日、木質バイオマス発電によって生み出した二酸化炭素(CO2)の削減量を、日本百貨店協会(東京都中央区)に売却する契約を交わした。CO2排出量を他の活動で帳消しにする
カーボン・オフセット制度の一環で、県の売買契約は2例目。
県はセメント工場で発電に使う化石燃料を、間伐材から作った木質チップなどに替える事業を展開。昨年上半期では1039トンのCO2を削減したと国に認証されている。
契約はこの削減量のうち、66トンを同協会が約20万円で購入するもの。これに合わせ、同協会はエコバッグ(縦35・5センチ、横45センチ)2万枚を製造し、バッグには削減量取引を活用した商品と分かるプレートを
取り付け、売り出す予定で、消費者に温暖化対策を啓発するのが狙いという。
バッグは7月7日から、高知大丸をはじめ全国の百貨店259店で、税込み300円で販売予定。バッグ1個当たりで3・3キロのCO2削減量に相当し、購入することで温暖化対策に貢献できるとしている。
協定締結式に出席した同協会の小豆沢幸照常務理事は「この契約によって森林を大切する環境先進県・高知の魅力が上がり、地域の活性化につながってほしい」と話していた。