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ID : 12314
公開日 : 2009年 6月24日
タイトル
旅行客が植林「カーボンマイナスツアー」 国内初、来月から発売
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新聞名
琉球新報
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元URL.
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-146301-storytopic-4.html
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元urltop:
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写真:
 
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 石垣市商工会(宮城隆会長)などは24日、県庁で会見し、「石垣島カーボンマイナスツアー・ハッピーエイト」を7月から売り出すと発表した。カーボンフリーコンサルティング(横浜市)などがニュージーラン ド政府から購入した「森林吸収源による排出枠」を小口化して旅行客に割り当て、旅行で排出する二酸化炭素(CO2)を相殺(カーボンオフセット)する。さらに旅行先の石垣島で植林することで、排出量を「マイナス」に する。
 カーボンフリー社によると、森林吸収源による排出枠取引を組み込んだ旅行商品は国内初。石垣市商工会などは昨年も植林するツアーを売り出したが、今年は実際に国連で認証された排出権取引(森林吸収源による 排出枠)を導入した。
 旅行商品販売は国際旅行社が担う。現在は10月1日出発の東京発石垣行き2泊3日ツアーを造成。旅行客はフクギの苗1本と種10個を植える。木は同商工会や植樹場所の「牛種子(うしたね)牧場」が原則15年間管理 する。20人程度のツアーを10月から来年3月にかけて5~6回行う。料金はカーボンオフセット代金が加わるため通常より1割程度割高になる。1人当たりのCO2排出量は511キログラムに設定した。
 企業経営者など排出権取引に意識の高い層をターゲットに、7月中旬から売り出す。需要を見極めながら大阪、名古屋、福岡などへの展開も検討する。
 森林吸収源による排出枠は、ニュージーランド国内で森林を長期間保有する企業に与えられ、自由に売買できる排出枠。カーボンフリー社などは、京都議定書で定められたAAU(排出枠の政府間取引)を用いて国内 企業で初めて1000トンを購入した。購入額の一部を小口化し、同ツアーで旅行客に販売する。
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