ID : 12218
公開日 : 2009年 6月22日
タイトル
トヨタ、工場に広大な森林作りへ
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新聞名
インド新聞
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元URL.
http://indonews.jp/2009/06/post-2666.html
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元urltop:
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写真:
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トヨタ自動車のインド子会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は21日、カルナタカ州ビダディの工場で、植樹会を実施した。
植樹会には、カルナタカ州関係者、地元の学生、サプライヤー、ディーラー、TKM中川社長、ならびに従業員とその家族ら、総勢6千人以上がボランティアで参加した。植樹種については周辺地域のフィールド調査に基
づき、「マンゴー」や「ニーム」などの51種類を選定し、地域本来の植生種による多層構造を持つ森を作り、多様な生物が息づく自然環境を育むことを目標にしている。TKMでは約170万平方メートルの敷地に沿って、4万
平方メートルを3段階に分けて植樹を行う予定にしており、今回はその第1回目。
トヨタは、工場での森づくりを目指し、昨年5月、日本の堤工場を皮切りに、高岡工場、田原工場、元町工場で植樹を行ったほか、タイのバンポー工場でも実施した。これまで同活動におけるトヨタの植樹実績は合計約19
万本となっている。
トヨタは2007年7月から、「自然を活用し、自然と調和する工場づくり」を目指し、(1)低CO2生産技術の開発・導入と日常カイゼン活動によるエネルギー低減、(2)太陽光などの再生可能エネルギーの活用によるエネル
ギー転換、(3)「工場の森づくり」活動を通じた、地域交流・生態系保護の3点をコンセプトとしたサステイナブル・プラント活動のグローバルな展開を実施している。
なお、TKMは97年10月設立、99年12月に生産を開始した。所在地はカルナタカ州バンガロール市の郊外ビダディ。現在の生産能力は年間8万台、生産車種はカローラ、イノーバで、08年の生産台数は約5万4千台だっ
た。株主構成はトヨタ自動車89%、キルロスカグループ11%となっている。従業員数は約3,300人(09年3月末時点)。(09年6月22日のトヨタ自動車発表から)